classB高圧蒸気滅菌

世界の滅菌事情を昔から牽引し続けるヨーロッパからイタリアの老舗メーカー製のLISA（リサ）という滅菌器を開業時から採用しております。
従来日本の歯科で使われているのはクラスGといい蒸気を蒸籠のように重力により降りかけるもので重力（G）置換方式の滅菌器でした。
こちらは蒸気が触れたところだけが滅菌できるので、包装しない剥き出しの器具を滅菌するための装置です。この従来型の装置なのに滅菌パックによる個別包装をしてしまうと...滅菌されて表面だけ清潔な包装パックと殆ど滅菌されていない中身の器具ということなにります。これを実際しようしている歯科医院が悲しいことに日本の大多数の滅菌パックを利用している歯科医院でした。滅菌アピールのためだけの滅菌パックは大間違いなのです。
クラスBとは個別包装された器具を滅菌するための規格です。
まず格納容器を真空にして高圧高温の蒸気を一気に注入し滅菌して排気後に再度真空プロセスに戻り反復して滅菌を繰り返します。
この繰り返しで包装しないの機材のより入り組んだ深部にまで蒸気を送り込み滅菌する規格です。これにより従来の滅菌の概念では壊せなかったプリオン（狂牛病で話題だった）までも分解無毒化出来るものです。